水耕栽培の安全性ってどんなイメージをもっていますか?

無農薬で安全  そう、一般家庭の室内ですので絶対農薬は使えません。

殺虫剤や殺菌剤を使わなければいけない事態なら、躊躇せずに苗を捨てましょう。

あっさりと生ごみで捨てられるのは、水耕栽培の大きな利点です。

注)家庭用の一般的な殺虫剤や殺菌剤、成分的には立派に農薬です。

液肥が必要? => 水の養分だけで足りなければ、使います。

水道水にも、若干の養分が入っているので、

植物の種類、時期によっては、それだけで育てることができます。

水栽培として、水道水を定期的に変えていれば育つものも有ります。

肥料を使えば、水耕の野菜工場と同じように残留窒素が問題となるのでは?

残留窒素の問題はよくわかりませんが、どんなものか、いっしょに考えてみましょう。

あくまでも、ストリームガーデンなどの家庭で作る少量の野菜を前提にしてですが。

注)窒素問題は、専門的に扱っているサイトが多数有りますので、

特別に興味が有る方は、個人で調べてみてください。
水耕栽培器は、水を循環させる方法が一般的なようですが?

ストリームガーデンをはじめ、多くの水耕栽培器でモーターで水を循環させています。

根に酸素を供給し成長を早める効果や、水を腐らせないなどの効果が有ります。

循環型で給排水が少ない分、排水汚染や節水の点でも環境にやさしいと思います。

モーターを使うと騒音や電磁波の影響が有るのでは?

音については、生活音に比べて特に大きいわけでは有りません。

寝室には置かないと思いますので、あまり気にならないと思います。

個人差が有りますので、気になる時は電源を切っておけば良いと思います。

電源を切っておく事での注意点など、ストリームガーデンの使用上の注意点は

ストリームガーデン・レビューで触れています。

いろいろな汚染に囲まれている現代日本、いちいち考えてもきりが無いので、
見えない感じないレベルの汚染は、気にしない というのも現代を生きる知恵かと思います。

一方で、より安全性の高いものを手に入れるためには、どんな情報でも欲しい
という、切実な努力をしていらっしゃる人もいます。

安全性に対する情報の重要性は、今後さらに高まると思っています。

評価が定まっていない故に、過剰に反応してしまう事は避けたいという思いも有ります。

興味をもってくれる人に、少しでも参考になることが書ければいいな と思います。

電磁波を測定するまとめ

モーター稼動により発生する電磁波の影響を回避する為、
設置場所を考慮する必要があると考えます。

電磁波の影響については議論が定まっていませんが、悪影響の可能性が有るので、
50cm以内に長時間、頭を置く事は避けたほうが良いと考えます。

電磁波に関する基準が厳しい事で知られるスウェーデン製では有りますが、
かろうじて基準内にあるレベルです。

寝室、書斎等に設置する場合、設置位置を考慮する事が必要と考えます。

残留窒素を測定するまとめ

室内栽培器で液肥を使って栽培した時の残留レベル

残留窒素とは: 肥料は植物の成長の為に使われますが、窒素は硝酸態窒素として光合成に欠かせない成分として、
主に葉に蓄積されます。使い切れなかった残留窒素を食べた時にいろいろな害になるケースが問題とされています。

家庭水耕栽培で、少量を食用するレベルでは通常問題となるとは思えませんが、
多量に食する可能性がある場合や、乳幼児が食する可能性が有る時は、
少しでも減らす方策を考える事も必要と考えます。

水耕栽培の電磁波測定

電磁波ってどんなイメージをもっていますか?

電磁波は、現代文明が生んだ副産物、良いにせよ、悪いにせよ付き合っていかなければなりません。

生活の中に氾濫する電磁波、人に対する影響は?
大雑把な仕組みとしては、電場と磁場が有って、
電気がきているところには、機器を使っていなくても電界がある(帯電している)。
コードに触らない、又は、アースを採ることによって、影響を回避できます。

機器を使っている時は、電流が流れて磁界が発生する。
距離をとる、又は、磁界を打ち消すことによって、影響を回避できる。

この電磁波は、疲労感、のぼせや、イライラなど各種の原因となるようです。

今回測定するのは、ストリームガーデンでモーターを使った時の磁場の状況です。

モーターは、容器の中ですので、容器の周りの状況を測定することにしました。

電磁波を測定する

ストリームガーデンのモーター周辺の電磁波
使用測定器:トリフィールドメーター

磁気測定レンジ (最大100 ミリガウス)

(距離) +0 cm +20cm +40cm
周囲での最大量 スケールオーバー 11ミリガウス 3ミリガウス
周囲での最小量 4ミリガウス 1.6ミリガウス 0.6ミリガウス
最大量近辺の上空 40ミリガウス 6ミリガウス 2ミリガウス

容器に付けた状態を +0cmとし 距離を離しながら測定したものです。

規制値上の問題は無いものの、2ミリガウスを問題とするならば、

50cm以内に長時間、頭を置く事は避けたほうが良いと言えます。

水耕栽培の硝酸イオン測定 (水耕栽培青シソ)体験記録

硝酸態窒素 ってどんなイメージをもっていますか?

硝酸態窒素は、窒素が硝酸と結びついている形態をしているもので、
硝酸性窒素とか残留窒素が硝酸塩の形をしているものとか いろんな呼び名、使い方をしています。

硝酸態窒素は、体内で一部が発ガン物質に変異するとか、
乳児がホウレンソウの布濾しペーストを食べて呼吸障害で死亡した原因だとか、
いろいろ悪者扱いされています。

人にとっては、やっかいものでも、植物にとっては大事な肥料分

肥料の3要素としてNPKって習いましたよね。

その中で一番重要なN(窒素)は、植物の成長のもとです。

その窒素を植物が一番吸収しやすい形にしたのが、
硝酸イオン化したもので、硝酸なにがし窒素と呼ばれています。

植物と人のバランス、自然に生きる事が大事の一端が顕れているようです。

硝酸態窒素を少しでも減らす為に、家庭水耕栽培でできる事

  • なるべく明るい所で育てる(光合成を盛んにする)
  • 光合成を促進する肥料を使う(光合成を盛んにする)
  • 人工太陽を使う(光合成を盛んにする)
  • 収穫期は、無肥料にする(ペットボトルの水栽培など)
  • 新しい葉を収穫し食べる(古くなるほど堆積する)
  • 一度に大量に食べない(気持ち悪くなるまで食べない感覚を)
  • 収穫した葉をアクヌキする(水に浸しておく)
  • 収穫した葉をアクヌキする(湯がくと半減すると言われています)

などが、効果が有ると思います。

今回測定するのは、ストリームガーデンで作成したシソと、参考のために市販のシソ。

機器の性能測定とは異なり、作られた作物の測定のため、
環境の変動要因が余りに多すぎる為、数値はあくまで参考値となります。

(お断り)検査プロでは有りませんので、

測定結果について保証するようなものではない事をご了承願います。

硝酸イオン濃度のみの測定であり、他の要素変動を捕らえておりませんので、
総体としての良否については、コメントできません。

硝酸イオンを測定する

水耕栽培のシソと市販のシソ(2009/7/9茨城県産)

使用測定器:

濃度測定: 1点校正(高濃度標準液5000ppm)

堀場製作所HORIBA硝酸イオンメーター作物体用セットB?341

シソ コメント 硝酸イオン濃度(ppm)
市販品 スーパーで購入 2000ppm
水耕栽培1 ストリームガーデン 2500ppm
水耕栽培2 水道水にして10日 1300ppm

市販品は、ハウスものの水耕栽培なのではないでしょうか。

硝酸イオン濃度は、肥料が多いと増える、
日光をあて、光合成をすると減る(根からの吸収は多くなる)と言われています。

ストリームガーデンでは、
肥料分は、推奨量ほどにも施していないのですが、
直射日光はあたらないが、窓際の明るい所に置いているが。

そこで、肥料分を断つ為、
水道水のみでペットボトルの上に10日置いておき測定しました。
(収穫時期以降はしそは、水道水でも有る程度、育ちます)

ベランダは何時も風が強くて、直射日光はあてられませんのでその効果は未測定。