水耕栽培の体験から学んだ事
家庭の室内栽培は環境で野菜の適不適が大きく左右されます。
必ずしもこの通りではないかも知れませんが、私が栽培してみた結果はこうだったという記録です。
春から夏でしか作れない野菜
紫蘇、バジルは、秋にまいても発芽率も良くなく、発芽しても育ちませんでした。
園芸の本のカレンダーとあまり変わりません。
夏の収穫に焦点を当て、3月から5月蒔きでかなり大柄に育ち失敗が殆ど無い丈夫なハーブ系野菜です。
シソは特に根が大きくなりますので、水耕栽培容器では入りきらない可能性があります。
弱ると虫が付きやすくなりますので、生育中期の梅雨期と収穫終了期の秋には注意します。
家庭では、薬剤のスプレーなどは健康の為使ってはいけません。
周年栽培可能な野菜は秋冬が適期
菜っ葉系の野菜は、周年栽培が可能と言われていますが、秋冬でしか上手くいかなかったケースが殆どです。
虫が付きやすいと言われている菜っ葉類は、家庭の水耕栽培では秋冬に限定した方が良いでしょう
秋冬しか陽が射さない室内環境の影響が大きいと思います。
ハーブ系の周年野菜も 菜っ葉系の野菜と同じです。
LED水耕栽培では周年可能となるものと思いますので、
安全、安心な野菜を家庭で作る、今後のキッチンガーデンの主力になって行く野菜類だと思います。
室内水耕栽培には向かないが家庭で楽しめる変わり種
家庭で放置して収穫するサフランは、露地栽培と方法が全く違います。
家庭でいつも見ていなければ、短い収穫期を逃してしまうサフランは、室内栽培向きです。
タイムは、越年型のハイドロカルチャーでキッチンのコーナーで楽しめます。
マイクロトマトは、こんなのも室内で栽培できたという自己満足を味わう事ができます。
ミニトマトの方が実用的かと思いますが、実物の重さに耐える仕組み作りが必要になります。
発芽が遅いハーブは、水耕栽培の実験には向いていない
タイムも発芽が遅く、成長はゆっくりでしたが、
パセリ、ラベンダー、チャイブ、カモミール、レモンバームも 水耕栽培には失敗しました。
発芽の早い菜系になれると、ハーブに挑戦する気力を無くします。
LED水耕栽培に期待したいところです。